株式会社モブキャスト ゲーム領域からエンターテインメント全領域へ事業拡大 ~純粋持株会社体制へ~

株式会社モブキャスト(本社:東京都港区、代表取締役:藪考樹)は、本日、平成29年12月20日開催の取締役会において、平成30年4月1日を目途に、純粋持株会社体制へ移行することを決議いたしましたのでお知らせいたします。

■事業拡大の背景と目的
インターネットの発展とテクノロジーの進化はあらゆる産業に影響を与え、その上に成り立つサービスを進化させています。国内のエンターテインメント業界においても、ソーシャルメディアや動画サービスを活用したさまざまなコンテンツが提供され始めています。
しかしながら、グローバル展開を視野に入れたビジネスモデルはまだ確立されておらず、成長過程段階であります。

モブキャストは、日本が世界に誇ることができる強力なIP(知的財産権)やブランドの新たな価値を創出したコンテンツ展開、加えて、そのコンテンツを創出するクリエイターや企業に対して、これまで培ってきた「モバイルインターネット領域におけるサービス開発および運営ノウハウ」を提供することで、グローバルでの事業成長を実現し、日本のエンターテインメント業界を革新させ、さらなる発展に貢献することを、重要な戦略と位置付けています。

この目的の実現のため、2016年2月19日にVRを中心としたゲーム開発事業を展開する米国法人エンハンスに投資、2017年4月25日には株式会社モブキャスト・エンターテインメントを設立し、株式会社松風の持つ投資スキームに関する策定ノウハウと、モブキャストグループが持つ強みを融合させ、IP及びエンターテインメントコンテンツの価値と収益力の向上を目的とした投資運用事業を進めてきました。その成果として、2017年4月25日にはEC 事業、メディア事業、音楽事業を展開するレトロワグラース株式会社への投資が実現しました。
■株式会社トムスの子会社化
本日、同時発表した通り、株式会社トムス(以下、トムス)の株式譲渡に関する基本合意書を締結しました。

国内外の自動車レースにおける実績を基に、高いブランド力を持つトムスを子会社化する事で、「レース事業」におけるトムスの更なるブランド力向上と新たな価値を創出したコンテンツ展開、「商品事業」では、モブキャストグループが培ってきたITテクノロジーの活用、グローバルな事業展開を推進することでトムスの新たな企業価値を創出できる、と確信しております。

■今後の展開
スマートフォンゲーム事業を中心に今までモブキャストが培ってきた、新たなビジネスモデルの構築力、多様な資金調達手法の提案力、エンタメ業界全般における人財ネットワーク力、を強みとして今後は、強力なIP(知的財産権)やブランドを持ち、且つネットおよびグローバル化の強化、将来の経営継続性確保、資金調達や経営支援、を望む企業や個人を対象として、アライアンスや資本提携を進めてまいります。

そして本日、同時に「純粋持株会社体制への移行に関するお知らせ」を発表させていただきましたが、この移行によって、グループ会社間の事業シナジー効果を高め、グループ全体の企業価値の向上を目指します。(グループの体制図は以下に記載)

<株式会社トムス 会社概要>

toms_logo_black

名   称 : 株式会社トムス
所 在 地 : 東京都世田谷区等々力六丁目13番10号
設   立 : 1974年2月20日
代   表 : 代表取締役会長 舘 信秀
代表取締役社長 大岩 湛矣
資 本 金 : 5,000万円(2017年11月末)
事 業 内 容: レース事業、商品事業

<モブキャストグループ体制図>
平成30年4月1日を目途に、以下のグループ体制を予定しております。

グループ体制図